サンプル自治会

とくしま好古楽倶楽部 第8回 ガラス勾玉をつくってみよう

とくしま好古楽倶楽部、第8回はガラスで勾玉を作ってみます。

庄遺跡出土ガラス勾玉

今から約6000年前に簡単なガラス製品がつくられるようになりました。はじめは非常に高い温度で原料を溶かして作る必要があったのですが、約4000年前には様々なものを混ぜて熱するとこれまでよりも低い温度でガラスが溶けることを発見し、約3500年前には溶かしたガラスを型に流して複雑な形のガラス製品がつくられるようになったことがわかっています。
日本には弥生時代に金属の鋳造技術が伝わってきたのと時を同じくしてガラス製品を作る技術が伝わってきたと考えられています。しかし、当時の日本にはガラスそのものを作る技術は無く、中国大陸や朝鮮半島から持ち込まれたガラスやガラス製品を溶かしてガラス製品を作っていました。主に玉類など装身具の材料としてガラスが利用され、徳島市の庄遺跡では濃い青色のガラス勾玉が出土しています。

鋳型を彫っている様子

ガラスで勾玉を作る方法はいくつかあり、ひとつは勾玉の形に彫った型(鋳型)に粉末状に砕いたガラスを詰めて加熱し、ガラスを溶かして作る方法と溶かしたガラスを鋳型に流しこむ方法、そして溶ける直前まで柔らかく熱したガラスの棒を曲げて作る方法です。

鋳型にガラス粉末を詰めた様子 

今回の学習会では勾玉の形に彫った鋳型にガラスの粉末を詰めて熱する方法でガラス勾玉づくりに挑戦します。ガラスの色も緑、濃い青、淡い青、透明の4種類を用意して、皆さんのお好みの色を選んで作ることができます。

鋳型から取り出した直後のガラス勾玉 

過去に実施したガラス勾玉づくりでは失敗する確率が高かったため、残念な思いをされる参加者さんもいらっしゃったのですが、今回の学習会からは秘密兵器を投入するので成功率は格段に高くなるはずです。
過去に失敗された方も、この機会にもう一度挑戦されてはいかがでしょうか?

学習会の詳細について

開催日時

平成30(2018)年12月9日(日)
午後1時から午後4時まで

申し込み方法

定員に達したため募集は終了しました。

対象・定員

小学生以上の方30名(定員に達し次第募集を終了します。)

参加費・材料費

全て無料