考古資料解説会

考古資料館の展示資料についてもっと詳しく知ってみませんか? 考古資料館では毎月1回、展示資料のひとつをとりあげ、学芸員による解説会を行います。テーマに取り上げた資料が使われた時代背景や研究の現状など展示資料を見ただけではわからない専門的なお話も行います。

考古資料解説会 全12回の内容

第1回アイコン

三谷遺跡の土器

令和5(2023)年4月16日(日) 11:00~12:00

徳島市南佐古六番町に所在する三谷遺跡の発掘調査で見つかった土器は縄文時代から弥生時代への移り変わりを物語っています。これらの土器からどんなことが分かるのか解説します。

第2回アイコン

弥生土器

令和5(2023)年5月13日(土) 11:00~12:00

本格的な稲作が開始され安定的に食糧が調達できるようになると、様々な土器がつくられるようになります。様々な土器の解説に加え、土器から見えてくる弥生時代の変化についても解説します。

第3回アイコン

弥生の祭祀具

令和5(2023)年6月17日(土) 11:00~12:00

弥生時代には様々なマツリが行われていたと考えられています。徳島市内から出土した弥生時代の祭祀具を紹介するとともに、それらの祭祀具から推察される弥生時代のマツリについて解説します。

第4回アイコン

三角縁神獣鏡

令和5(2023)年7月16日(日) 11:00~12:00

日本各地の前期古墳から出土する三角縁神獣鏡が徳島市内では宮谷古墳から3面出土しています。この3面の三角縁神獣鏡を中心に三角縁神獣鏡からわかることについて解説します。

第5回アイコン

古墳時代の甲冑

令和5(2023)年8月27日(日) 11:00~12:00

徳島市内では恵解山1号墳と2号墳から鉄製の甲冑が出土しています。古墳時代の甲冑には武具としての役割だけではなく政治的にも重要な意味があったと考えられています。甲冑の変化とともに甲冑の役割について解説します。

第6回アイコン

渋野丸山古墳の埴輪

令和5(2023)年9月17日(日) 11:00~12:00

徳島県内最大の前方後円墳である渋野丸山古墳からは様々な形状の埴輪が出土しています。渋野丸山古墳出土の埴輪からどのようなことが分かるのか解説します。

第7回アイコン

阿波国分寺跡の瓦

令和5(2023)年10月15日(日) 11:00~12:00

阿波国分寺跡から出土した瓦に施された文様には様々な違いがあります。それらの違いは何を意味するのか開催中の特別企画展とも絡めながら、阿波国分寺跡出土の瓦の特徴について解説します。

第8回アイコン

三谷遺跡の貝塚

令和5(2023)年11月18日(土) 11:00~12:00

三谷遺跡の調査では貝塚が見つかっています。三谷遺跡で暮らしていた人々は何を食べていたのか、貝塚からら出土した動物依存体について解説していきます。

第9回アイコン

須恵器

令和5(2023)年12月17日(日) 11:00~12:00

須恵器は朝鮮半島から伝わった新しい技術を取り入れれ作られた土器です。現在の“やきもの”のルーツになる須恵器について、その技法や須恵器の変遷などについて解説します。

第10回アイコン

鋳造の鋳型

令和6(2024)年1月21日(日) 11:00~12:00

徳島市名東町にある大浦遺跡の発掘調査で独鈷所や三鈷杵などの仏教法具の鋳型が出土しています。仏教法具の鋳型の出土は全国的にも稀な事例です。鋳造技法の解説とともにこれらの鋳型についても解説します。

石包丁

令和6(2024)年2月17日(土) 11:00~12:00

稲作が行われるようになり収穫の時に用いられた石包丁。最近は石製穂摘具とも呼ばれるようになりましたが、なぜ“石包丁”と呼ばれるようになったのか、当時の収穫がなぜ石包丁による穂積だったのかについて解説します。

石棒

令和6(2024)年3月17日(日) 11:00~12:00

縄文時代晩期に大阪湾周辺を中心に西日本の各地で結晶片岩製の石棒が登場します。それら石棒の製作地として有力視されているのが三谷遺跡です。三谷遺跡出土の石棒を観察しながら、石棒の変遷について解説します。

会  場

徳島市立考古資料館 展示室

対  象

どなたでも

定  員

無し

申し込み

事前申し込み不要。当日11時までに展示室入り口へお集まりください。

参加費等

全て無料