とくしま好古楽倶楽部 第10回 泥めんこをつくってみよう
とくしま好古楽倶楽部、令和5年度締めくくりのとくしま好古楽倶楽部は、資料館でも初めての試みになる泥めんこづくりに挑戦します。
泥めんこは土めんこともよばれる江戸時代のおもちゃの一種です。大きさは直径約3~5cm程度の円形やキツネやサルなどの顔の形をしたもので、粘土で形をつくって焼いて硬くしたものです。江戸時代の遺跡を掘ると時々見つかります。徳島市内でも城下町を発掘調査すると時々出土しています。遺跡から見つかるものは土器と同じような薄茶色ですが、元々は色が塗られてカラフルだったことが分かっています。柄も様々で当時人気だった歌舞伎役者の顔や家紋をデザインしたものやお多福など縁起の良い図柄のものが好まれていたようです。
泥めんこという名前なので子供のおもちゃと思いがちなのですが、徳島藩主とその家族、そして多くの徳島藩の藩士たちが生活していた徳島藩の江戸屋敷跡からも複数の泥めんこが出土していることから案外大人になったお侍さんも泥めんこを使った遊びに興じていたのかもしれません。
今回の学習会ではオーブンで焼くとすぐに固まる粘土を使って泥めんこをつくってみます。そして江戸時代の人たちが泥めんこでどのような遊びをしていたのかも体験してみます。
学習会の詳細について
開催日時
令和6年2月11日(日) 13:00~16:00
(作業の進捗具合をみて、終了予定時刻前に自由解散する場合があります)
会 場
徳島市立考古資料館 研修室・西側広場
対象・定員
小学生以上の方(小学生は保護者同伴)
定員30名
申し込み方法
現在募集中です。考古資料館事務室へ直接または電話にて受け付け。
電話 088-637-2526
参加費・材料費など
全て無料