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とくしま好古楽倶楽部 第5回 勾玉をつくってみよう(終了)

とくしま好古楽倶楽部、第5回はおなじみ勾玉づくりです。

勾玉の独特な形は日本特有のもので、その由来について動物の牙由来説や割れた玦状〔けつじょう=視力検査で使用されるマーク(ランドルト環)のような形〕耳飾りの再加工品由来説など様々あり、いまだにわかっていません。
邪馬台国の2代目の女王台与が魏の皇帝へ献上した品々の中に勾玉が含まれていたようで『魏志倭人伝』の中で「孔青大句珠」と記されて登場しています。
勾玉は装身具のほかに、祭祀具としても用いられたとみられ祭祀が行われた遺跡からも出土しています。 考古資料館の周りに広がる矢野遺跡では、近くで採れる蛇紋岩を加工して勾玉をつくっていたとみられる工房跡とみられる建物跡が見つかっており、そこで出土した勾玉と特徴を同じくする勾玉が香川県や岡山県など瀬戸内沿岸で出土しています。

まがたまづくり

今回の学習会では、滑石(かっせき)という加工しやすい石を材料にして勾玉を作ります。初めに大まかに勾玉形に切った石を材料にして布やすりを使って角を削り落としながら形を整えていきます。

磨き終わった勾玉の写真

勾玉の形に削り終わったら、今度は耐水ペーパーを使って表面を磨いていきます。しっかり磨いていくと、みるみるうちに表面はつるつるになり、光沢も出てきます。

色とりどりの勾玉

しっかり磨いて表面がつるつるになったら、いつもなら完成ですが今回は考古資料館では普段は行っていない染料を使って勾玉に色付けをします。色付けができる勾玉づくりは考古資料館ではこの学習会だけ。いつもとは違う勾玉を作ってみたい方はぜひご参加ください。

学習会の詳細について

 開催日時

令和5年9月10日(日) 13:00~16:00
(作業の進捗具合をみて、15:00頃に自由解散)

 会  場

徳島市立考古資料館 研修室・展示室

 対象・定員

小学生以上の方(小学生は保護者同伴)

定員30名

 申し込み方法

終了しました。

 参加費・材料費など

全て無料

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