とくしま好古楽倶楽部 第7回 石包丁をつくってみよう(終了)
とくしま好古楽倶楽部、第7回は石包丁と呼ばれる石器づくりです。
石包丁(いしぼうちょう)は弥生時代に作られ使われた石器です。厚さは5ミリもありませんが、平面は柿の種のような形をしている平べったい石器です。結晶片岩や粘板岩と呼ばれる薄く割れる石材を選んで作られています。
石包丁とよばれるだけあって「料理で野菜や肉を切るために使われた」と思われている方がかなりいらっしゃいますが、じつのところ包丁として使われていたわけではないんです。では、何に使っていたのかというと、お米を収穫するときに使われたものなんです。現在、手作業でお米を収穫する時は稲の根元の部分から刈り取るのが一般的ですが、弥生時代にはこの石包丁をつかって稲穂の部分を摘み取っていたと考えられています。そのため近年では石包丁とは言わずに“石製穂摘具(せきせいほづみぐ)”と呼ばれたりするようになっています。
では、なぜ包丁でもないのに石包丁と呼ばれるようになったのでしょうか?そして真ん中に空いている二つの穴は何でしょうか?今回のとくしま好古楽倶楽部ではそのあたりについてもいろいろ紹介していく予定です。
学習会の詳細について
開催日時
令和5年11月12日(日) 13:00~16:00
(作業の進捗具合をみて、15:00頃に自由解散)
会 場
徳島市立考古資料館 研修室・展示室
対象・定員
小学生以上の方(小学生は保護者同伴)
定員30名
申し込み方法
終了しました。
参加費・材料費など
全て無料