徳島市立考古資料館

勾玉づくり(出前授業)

縄文から古墳時代にかけて珍重された装身具の勾玉を作ります。
石の中では最も柔らかい種類の滑石(かっせき)を材料にしているので、簡単に整形加工ができます。
当館で実施する勾玉づくりは、材料費など費用は一切かかりません。また、勾玉づくりに使う道具類もこちらで全て用意しています。

工程について

出前授業での勾玉づくりは、基本的に1クラス毎で1時限(45分)で実施するようプログラムしています。
そのため、勾玉の石材は、あらかじめ大まかな勾玉の形に加工したものを用意しており、紙やすりでの成型と耐水ペーパーでの磨きの作業になります。
作業に2時限確保できる場合は、石材の切り出しから行うこともできますので、考古資料館までご相談ください。

滑石について

勾玉づくりで使用する滑石は、白色系と淡い桃色系の2種類の滑石を用意しています。どちらかひとつを選んでいただいて勾玉づくりをおこないます。石の違いで作業や難易度に差は生じません。
滑石を削って生じる粉は、人体に無害ですので、ご安心ください。
衣類に付着した滑石の粉は、水洗いで完全に落とすことができます。シミにはなりません。

先生方へのおねがい

作業をおこなうにあたって机は通常の授業体形、班体形どちらでも構いません。
作業で生じる滑石の粉は非常に滑りやすい性質を持っているので、机に新聞紙を敷くなどして、床に落とさないようにしてください。