矢野古墳の見学
考古資料館の西に隣接する気延山は弥生時代末期から古墳時代の終わりにかけて、有力者の墓が数多く設けられていたと考えられており、気延山古墳群と総称されています。
このうち矢野古墳は気延山に築かれた最終末の古墳と考えられています。
埋蔵施設の横穴式石室は、石室の入り口付近が壊されているものの、遺体を安置した玄室は良好な状態で残っており、徳島県内では横穴式石室に入ることができる数少ない古墳です。
矢野古墳の見学では資料館のスタッフとともに石室内に入り、当時の人たちがどのようにして石室を造ったのかを説明するほか、石室から読み取れる当時の人たちの死生観についてお話します。
スタッフの話を聞きながら、外とは少し違う石室の空気感を感じてもらえるようにしています。
先生方へのおねがい
資料館から矢野古墳へは徒歩で10分程度で到着します。矢野古墳への行程の大半が坂道や階段になります。
階段や山道が続くため、運動靴を履いてくるよう事前にご指導お願いします。
虫刺されなどを防ぐため、なるべく長袖長ズボンを着用するようご指導お願いします。