とくしま好古楽倶楽部 第1回 木簡をつくってみよう(終了)
とくしま好古楽倶楽部、令和6年度の第1回目は木簡に挑戦してみます。
考古資料館展示の観音寺木簡(複製品・原品はレキシルとくしまで保管。)
今では何気なく使っている紙。古代はとても貴重な高級品でした。そのためちょっとしたメモ書きなどの長期間にわたって保管する必要のない書き物は薄く割った木の板に書き残していました。これを木簡(もっかん)と呼んでいます。
徳島市国府町にある観音寺遺跡や敷地遺跡からは、たくさんの木簡が出土しています。それらの木簡の中には、飛鳥時代に国府の前身施設の存在を示唆する木簡や、阿波国司の仕事の様子や、都と国府の間でのやりとりを知ることができる木簡が含まれていたことが評価されて、国の重要文化財に指定されています。
今回の学習会でははじめに小刀で木の板を割ってみて木簡に適した大きさや厚さに加工するところから始めます。木簡によっては紐をかけるための切り欠きがつけられているものも有るので、そのような加工も行います。数は少ないのですが、刀子(とうす)と呼ばれる当時の小刀をまねてつくった刃物も用意しているのでぜひ使ってみてください。
木簡の形が整ったら筆を使って墨でいろんな文字を書いてみましょう。紙に書きなれている人でも板に書いてみるのはけっこう勝手がちがいますよ。
古代の役人になった気持ちで木簡にいろいろ書き留めてみましょう。木簡風のネームタグをつくってみるのもおすすめですよ。ご応募お待ちしています。
学習会の詳細について
開催日時
令和6年5月12日(日) 13:00~16:00
(作業の進捗具合をみて、15:00ごろに自由解散。)
会 場
徳島市立考古資料館 研修室・展示室・西側広場
対象・定員
小学生以上の方(小学生は保護者同伴)
定員30名
申し込み方法
終了しました。
参加費・材料費など
全て無料
そ の 他
墨汁を使いますので、汚れても良い服装やエプロンなどをご持参うえでのご参加をお願いします。