考古資料解説会

考古資料館の展示資料についてもっと詳しく知ってみませんか? 考古資料館では毎月1回、展示資料のひとつをとりあげ展示室で対象の資料を前に、学芸員がちょっと深掘りな解説会を行います。テーマに取り上げた資料が使われた時代背景や研究の現状など展示資料を見ただけではわからない専門的なお話も行います。

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考古資料解説会 全12回の内容

第1回アイコン

弥生時代の祭祀具

令和6(2024)年4月14日(日) 11:00~12:00

弥生時代には様々なマツリが行われていたと考えられています。徳島市内から出土した弥生時代の祭祀具を紹介するとともに、それらの祭祀具から推察される弥生時代のマツリについて解説します。

第2回アイコン

装身具

令和6(2024)年5月18日(土) 11:00~12:00

装身具は英語に訳すとアクセサリー。現代の感覚でアクセサリーというと着飾るおしゃれアイテムのイメージが強いのですが、古代の人たちのアクセサリーにはどのような意味があったのでしょうか。弥生~古墳時代の装身具について解説します。

第3回アイコン

阿波国分寺跡の瓦

令和6(2024)年6月16日(日) 11:00~12:00

阿波国分寺跡から出土した瓦に施された文様には様々な違いがあります。それらの違いは何を意味するのか、考古資料館が令和4年~5年にかけて行った阿波国分寺跡出土の瓦の再整理の成果を絡めて解説します。

第4回アイコン

古墳時代の鏡

令和6(2024)年7月28日(日) 11:00~12:00

古墳の副葬品として出土することが多い鏡。徳島市内から出土した鏡にはどのようなものがあるのか、またそれらの鏡からどのようなことがわかったり見えてくるのかについて解説します。

第5回アイコン

古墳時代の武器・武具

令和6(2024)年8月25日(日) 11:00~12:00

古墳時代中期の首長墳は武器や武具の副葬が目立つようになり、地域の首長が祭祀の執行者的性格を帯びたものから軍事的な指導者的性格へと変化したと考えられています。徳島市内では恵解山1号墳出土の甲冑や新宮塚古墳出土の刀剣類などを中心に古墳時代中期の様相などについて解説します。

第6回アイコン

律令期の祭祀具

令和6(2024)年9月29日(日) 11:00~12:00

奈良時代から平安時代中期は律令と呼ばれる法制度に則って政治が行われており、この時期を律令期と呼んでいます。都から派遣された国司の下で現在の行政的な仕事が進められたのですが、それ以外に祭祀も役所の仕事として行われていました。
祭祀の道具としてどのようなものがあり、どのような祭祀が行われていたのかについて解説します。

第7回アイコン

石棒

令和6(2024)年10月19日(土) 11:00~12:00

結晶片岩で作られた石棒は大阪湾周辺を中心に西日本の縄文時代晩期の遺跡で出土します。それらの生産地として有力視されているのが徳島市にある三谷遺跡です。そもそも石棒はどのようなものなのか、そして縄文時代晩期に西日本に広まった結晶片岩製の石棒にはどのようないみがあったのかについて解説します。

第8回アイコン

縄文土器

令和6(2024)年11月9日(土) 11:00~12:00

特徴的な形状や装飾で人気のある縄文土器。徳島市内の遺跡からはどのような縄文土器が出土しているのでしょうか。今回は三谷遺跡出土の縄文土器だけではなく、特別企画展で展示している城山貝塚出土の縄文土器も含めてその特徴について説明します。

第9回アイコン

弥生土器

令和6(2024)年12月14日(土) 11:00~12:00

米作りと共に新しい土器の作り方も伝わってきました。縄文土器よりも薄いのに硬い弥生土器。縄文土器との作り方の違いは何なのでしょうか。そして徳島の弥生土器の特徴や変化について解説します。

第10回アイコン

銅鐸

令和7(2025)年1月19日(日) 11:00~12:00

弥生時代を代表する青銅器のひとつ銅鐸。徳島県は国内でも有数の銅鐸出土数をほこります。銅鐸はどのように使われたのか、どのように変化したのか、実際に銅鐸を見ながら銅鐸の観察のポイントについて解説します。

須恵器

令和7(2025)年2月16日(日) 11:00~12:00

古墳時代に朝鮮半島から土器づくりの新しい技法が伝わってきました。それまで日本には存在しなかった道具や技法で作られ、それまでの日本の土器には無かった硬さと色を持つ。やきものの起源ともいわれている須恵器についてどんな事が分かるか解説します。

中世の陶磁器

令和7(2025)年3月15日(土) 11:00~12:00

鎌倉時代以降日本の各地で様々な陶器が作られるようになるほか、中国からは磁器と呼ばれる土器が輸入され、国内に流通します。川港があったと考えられている川西遺跡や一宮城跡から出土した陶磁器を中心に解説します。

会  場

徳島市立考古資料館 展示室

対  象

どなたでも

定  員

無し

申し込み

事前申し込み不要。当日11時までに展示室入り口へお集まりください。

参加費等

全て無料