令和7年度夏季企画展「戦争の記憶―考古資料が語る戦争―」
今年は大勢の人々が犠牲になった太平洋戦争の終戦から80年を迎えます。招集され兵士として戦場に赴いた人、それを見送り無事の帰りを願った人、戦時下のくらしで大変な思いをした人など当時の体験を語ることができる方々が少なくなり、戦争があった事を知らない世代も増えてきています。
終戦後の日本は幸いにも平和が長く続いてきました。そのため戦争がとても異質なものとしてとらえられがちになりましたが、世界ではいまだに戦火が絶える事はなく、その状態を日常として暮らす人たちもいます。
今回の企画展では徳島市内に残る戦争遺跡や出土した被災資料の紹介をとおして、80年前に徳島で戦争が起きていた事実を知っていただく機会にしたいと思います。
展示テーマ
・徳島屯営の記憶
蔵本に設けられた陸軍屯営地に関連する資料の展示
・防空・防衛の記憶
太平洋戦争開戦後の空からの攻撃への備えとアメリカ軍による本土上陸への備えに関する展示
・徳島大空襲の記憶
徳島市街地を壊滅させた7月3、4日の空襲に関する展示
・弔いの記憶
戦死者など戦争犠牲者を顕彰・弔うために設けられたモニュメントを紹介する展示
会期
令和7年7月12日(土)から8月31日(日)まで
会期中の休館日
7月
14日(月)、22日(火)、28日(月)
8月
4日(月)、12日(火)、18日(月)、25日(月)
開館時間
9:30から17:00まで
入館は16:30まで
ところ
徳島市立考古資料館 展示室
入館料
無料
関連事業
展示解説会
担当学芸員の解説を聞きながら夏季企画展の展示を観覧します。
開催日時:令和6年7月21日(月・祝)、8月2日(土)、8月9日(土)、8月31日(日)
いずれも13:00から14:00まで
対 象:どなたでも
申込不要。当日展示室入り口にお集まりください