とくしま好古楽倶楽部を開催しました

今日は今年度初のとくしま好古楽倶楽部を開催しました。

本来なら5月に第1回目のとくしま好古楽倶楽部で火おこしに挑戦する予定だったのですが、新型コロナウイルス感染予防に伴う臨時休館になったため、第2回にあたる今回が今年度初1回目というややこしい感じになっています。

今回のとくしま好古楽倶楽部は鋳造で鏡をつくってみるという内容です。

はじめに古代の鏡について説明をおこなった後、

展示室で徳島市内の遺跡から出土した古墳時代の鏡をいろいろ観察してもらいました。

展示室で古墳時代を鏡を見学した後、研修室に戻って鏡づくりです。
今回は140℃程度で溶ける低融点合金を使って鏡をつくってみます。
合金が溶ける様子もしっかり観察。

加熱した合金が液状になったところで、鋳型に流し込みます。

鋳型から鏡を取り外したら、鏡面を研ぎます。

鏡面が均等に平らになるまで研いだ後は研磨剤を使ってひたすら磨きこみます。

磨き終われば完成です。
しっかり磨きこむとちゃんと鏡として使えるくらいピカピカになります。

今回のとくしま好古楽倶楽部でも大勢のボランティアさんに参加していただき円滑に進めることができました。

ご参加いただいた皆さん、ボランティアのみなさん、ありがとうございました。

5月になりました

4月があっという間に通り過ぎ、風薫る5月を迎えました。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い臨時休館している徳島市立考古資料館は昨年と同じく静かな大型連休を迎えています。

ただ、臨時休館といっても職員は休みではなく、通常通りの勤務シフトでお客さんの来ない資料館であれこれやっています。

そういうわけで、5月1日より募集を開始しするイベントのご案内です。

とくしま好古楽倶楽部 第2回 鋳造を体験してみよう
 約140℃で溶ける低融点合金を材料に古代の鏡のミニチュアをつくります。鏡面はしっかり磨くと実際に鏡のようにピカピカになります。  
対象は小学生以上の方で定員は20名です。

遺跡と遺物に学ぶ考古学講座 第1回 阿波国分寺
 昨年度実施した阿波国分寺跡の回で要望が多かったことから、今回は阿波国分寺さんのご協力をいただき、庭園を拝観します。修復された本堂と一緒に安土桃山様式の庭園について学びます。
対象は中学生以上の方で定員は20名です。

どちらも先着順になります。

現在臨時休館中のため、電話のみの受付になっております。
電話番号:088-637-2526

申し込みお待ちしております。