イベントの中止について

とくしまアラートが特定警戒に引き上げられたことを受け、8月24日(火)から9月12日(日)までのイベントを中止することが決定いたしました。お申し込みいただいた方にはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。該当するイベントは下記の通りです。

・8月28日(土) 遺跡と遺物に学ぶ考古学講座第4回「埴輪に学ぶ」

・8月29日(日) 夏季企画展展示解説会

・9月12日(日) とくしま好古楽倶楽部第5回「勾玉をつくってみよう」

9月12日以降のイベントについては今後の状況を見つつ、考古資料館ホームページで実施についてご連絡したいと考えております。

何卒、ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

夏の特別企画「ガラス勾玉づくり」

本日8月15日の10時から夏の特別企画「ガラス勾玉づくり」を開催しました。今年もたくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございました!

ガラスは弥生時代に大陸から日本に伝わったと考えらえています。当時は貴重だったガラスを用いて弥生人たちは勾玉や小玉を作りました。徳島市では眉山の北麓にある庄遺跡から、濃い青色をした小さなガラス勾玉が発見されているんですよ。今回のイベントでは、ガラス勾玉を自分の手で鋳型から作ってみました。

耐火石膏を固めた鋳型に勾玉の下絵を描いて、彫刻刀で彫っていきます。今日は厚みのある鋳型を用意したので、参加者さんには1.5cmほどの深さに彫りくぼめてもらいました。

深めに彫った鋳型にガラスを砕いた粉を詰めます。詰め終わったら溶かしていきます。弥生時代は地面に炉を作って溶かしていましたが、今日は電気窯を使います。

1000度近い高温でガラスを溶かします。ガラスが溶けて真っ赤になっているのがよくわかりますね。このあとは自然に冷めるまで待って、鋳型から外し、釘を抜きます。棒ヤスリを使って表面の凸凹をけずり、耐水ペーパーでしっかりと磨いていきます。

磨きこんで表面が滑らかになったら完成です!きれいなガラス勾玉が出来上がりました。首飾りにしてもいいし、スマホやカバンのストラップにつけても可愛いですね。

古代の技術を実際に自分の手で体験してみると、より一層考古学が楽しくなると思います。このような体験学習会を今後も開催していきますので、みなさんのご参加をお待ちしております!