10月10日(日)にとくしま好古楽第6回「かごを編んでみよう」を開催しました!ペーパークラフトバンドを使用して、小型のかごを編む学習会です。考古資料館の展示室には庄遺跡から出土した網代(あじろ)編みのかごを展示しています。かごについての解説をしたあと、実際に実物を観察しました。丁寧かつ緻密な編み目にみなさん感心していました。
かごの編み方には様々な種類があります。今回は「網代編み」に挑戦!前回の記事に書いた「2つ越え2つ潜り1つ送り」の編み目がポイントです。一つずつ作業を確認しながら、編んでいきます。かご作りの際に、編み目を読むという作業がいかに大切かということがわかります。
側面は編みやすくなるよう、ペットボトルを芯にして立ち上げました。網代編みの特徴である横の編み目が縦に一本ずれていく「1つ送り」になるよう、しっかりと編み目の単位を確認しながら編んでいきます。
最初は「網代編みって難しい!」と悪戦苦闘していた参加者の皆さんも、慣れてくるとしっかりとした作品を作りあげていました。これを機に古代のかごや、かご作りの技術にも興味関心を持ってもらえるとうれしいです。
今回は庄遺跡の網代編みのかごをもとに、網代編みに挑戦しましたが、次回はもっと自由度の高いかご作りの学習会を開催したいと考えています。
こういった古代の物づくりの技術は、実際に自分で体験してみることが大切だと思います。理解が深まるし、なにより、とっても楽しいです!今後も考古学を楽しく学べる体験学習会を開催していきますので、ぜひご参加ください。